Synecoculture(協生農法)セミナーに参加して
9月28日から10月29日にかけて、2時間のオンライン座学4回、最後は大磯の農園見学の全5回、55,000円のセミナーを受講しました。
セミナーの内容、資料、農園の写真のSNS投稿は禁止されていますので、参加の感想のみをシェアします。
このセミナーは一般募集はされず、関係者に声をかけたそうで、私の他に3人の受講生がいました。4人だけでしたので、オンライン座学の時も気軽に質問することができました。
私以外の参加者は、慣行農法の農業者や農業の経験はあるようですが、協生農法の実践者はいなかったようです。ここは、私の予想とは違っていました。
それもあったのか、有料セミナーであるのに、無料で既に公開されている協生農法実践マニュアルの解説や、一般的な種まき方法の説明、PDCAの紹介にも多くの時間がさかれた点が、私にとっては、残念な部分でした。
そもそもの参加動機ですが、今後、協生農法の認証制度などを検討されているとのことでしたので、参加するかどうかを判断したいと思っていました。また、農園に導入したり自生している膨大な植物の情報をどのように記録したら良いか、ヒントが欲しいと思っていました。
結論を言うと「協生農法」「シネコカルチャー」との距離は今まで通り、参考にして実践し、何か協力できるところがあればして、農園は「フードフォレストジャパン」として、これまで通りやっていこうと思いました。
大磯の農園見学ですが、収穫体験では少量多品目の収穫が出来ました。これは、持ち帰って料理するには、とても都合が良いです。私は小豆、生姜、ピーマン、月桂樹、ハッショウマメを持ち帰り、トマトやケールは、その場で味見しました。
この圃場は初期施工として耕して畝を立てて、植物が何もない状態からスタートしています。
既に植物で覆われている長く耕作放棄された圃場からスタートし、収穫したい植物を導入していく、私が経験している方法と比べると、土壌のバランス、生育エネルギーに時間がかかるのかな…という感想です。
これは、五感で感じる農園の気持ち良さ、人生を自分のペースでリラックスして楽しむ、と言った、私の個人的な評価基準によるものですが、自分の農園がなんと愛おしく、また、個人でやっているために、時間的・予算的にほとんど制約がないことの自由さに喜びを感じました。
昔、国際大学で一緒に働いていた友だちが大磯に住んでいて、今回、会えたこともハイライトでした!!写真はセミナー後の大磯海岸です。