明治神宮へ協生農法の講演を聞きに Participated a Forum at Meiji Jingu Shrine on Synecoculture


明治神宮鎮座百年祭記念シンポジウム「100年の森で未来を語る」に、舩橋真俊さんの協生農法のお話を聞きに参加してきました。十日町市で馬耕によるお酒づくりなど、地元でも関わりのある、日本植物燃料の合田真さん、尾立愛子さんも登壇されるということで、協生農法が当たり前になっていく未来への期待がふくらみます。

明治神宮には100年になる森があり、響(ひびき)というNPOが米作りやどんぐりの苗木づくりなどの活動をされていることも知りました。

私は協生農法を始めて、4年目。
「あと何年で収穫できる?」というのが一番よく聞かれる質問ですが、そこがゴールではなくて、生きている間に、あと何本、果樹をこの地球に増やすことができるか。1年のうち、何日間、木で熟れた果物をとって食べることができるか?何人分の果物を増やせるかな?と考えています。

私が理想とするニュージーランドのガイトン夫妻のフードフォレストでは、毎日、木を植えたり、種を蒔いたり、収穫をする日々で、何かを排除する必要はありませんでした。
私の果樹園も、そうなりつつあります。

ニュージーランドから帰国してから、協生農法について知りました。
協生農法を知ったことは、私の人生で起こった出来事の中で、一番、良かったことです。
もともとは世界の貧困をなくすことが、人生の宿題だと思っていて、それを解決する方法が見つかったと思ったからです。

今は、貧困、環境、人口など、「問題」のつく課題について、「問題」とはとらえてはいません。

毎日、熟れた果物を木から直接採って食べる暮らしをすることが、私の理想。

私の役割は、果物を食べて、その種を土に戻すこと。
すごくシンプルだけど、それが一番大切な仕事で、唯一の仕事だと思っています。